ゲーム序盤は神選手の猛攻とサーブの種類の増加に目が行きました。

集中力が高く、台際のボールもアグレッシブに攻めますし、そこストレートに打てないだろというボールもストレートにガンガン行くので森薗選手もバックをノータッチで何本も抜かれます。

また逆横系のサーブや台中央からのサーブ、そしてバックサーブなど森薗選手のチキータを封じ込めることに成功し、ゲームを先行します。


対して森薗選手は集中しきれてないのか、凡ミスや攻めて相手がブロックしたボールを入れに行ったりなど状態があまりよろしくない様子。

各ゲームの中盤からチキータやドライブ攻撃などで点数を詰めますが、奪うには至らずといったところ。

4ゲーム目からは森薗選手がどんどんチキータレシーブを使うようになり、神選手の攻めを止めるような展開に。

そして6ゲーム目は森薗選手っぽい泥臭いプレーや声を出すシーンが増えてきます。ここらへんから森薗選手が試合に入りだしたのかなと。

8-4からのエッジと神選手のナイスな3球目で森薗選手が思わず「ヤバい!ヤバい!」(なのかな?)

ここらへんのポイントが勝負所であったり、5-9にしてある程度セーフティなリードを守りたかったというのが見えてきます。

また7-8での回り込みドライブからの吠えもそうですね。点数と選手の心理状態が良く見えた6ゲーム目だったので凄く面白いゲームでした。

そして勝負の7ゲーム目。

序盤からお互いに試合に入り込んでいるので好ラリーや高い打点の攻めなど見どころたっぷりです。

5-3で神選手がタイムアウトを取りますが、ここで離されたらゲームが決まってしまう可能性が高いので良いタイミングだったように思います。

6-4からのバックサーブも良きですね。相手を迷わせて強いレシーブさえ来なければこのレベルは良い展開で3球目に行けますし。

6-6オールからの2点差を離すときの森薗選手の咆哮、いかにアドバンテージを保って試合するかの大事さを教えてくれますし、神選手も森薗選手の巻き込みを入れに行って攻められていたので最後は打ちに行ってミスしましたが、めちゃくちゃ見ごたえのある試合でした。

これで

張本選手、丹羽選手、水谷選手、森薗選手、あと全日本で優勝した選手が2020世界卓球の代表となります。

3月末、釜山で行われるのでオリンピックの結果を占う意味でも大事な試合になるので日本選手団には是非頑張ってほしいですね!

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