コメントをいただきました。
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シャーさん、いつも楽しく拝見しています。 
伺いたいのはラバー等で「回転に鈍感」という表現がありますが、これは具体的にどのような特性でどのようなプレー時に1番効力をはっきするのでしょうか。 

というのも自分はバック表ソフトでフォアが回転に鈍感といわれるテナジー25を貼ってるのですがレシーブはミスを連発しています。 
回転に鈍感な用具を使えば適当に当てても相手のコートにかえると思っていたのですが、これは若干見当違いなのでしょうか。 

動画でなくても構いませんので回転に鈍感ということについて教えて頂ければ幸いです。
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コメントありがとうございます。

基本的にはラバー表面の摩擦力が少なく、引っ掛かりの弱いタイプのものが「鈍感」と言われます。

アンチラバーや粒高ラバーが最もそれにあたりますが、裏ソフトの中で鈍感、表ソフトの中で鈍感、そういったものもあります。

粒高使いのガネさん



一番、効果が出る場面は「レシーブ」だと私は思います。

そもそも、相手が自由に繰り出してきたサーブを取るのが一番難しいと考えていますが

その中の1つの要素である「回転」をほぼ無効化してラケット角度さえある程度調整すれば、ほぼほぼミスしないからです。


で、質問者さんの回転に鈍感なテナジー25を使ってもレシーブミスを連発するとのことですが

これは裏ソフトの中で鈍感という説明かと思います。

回転敏感度でいえば

裏ソフト(テンション、粘着)>裏ソフト(高弾性、コントロール系)>表ソフト>粒高、アンチ
(右に行けば行くほど鈍感)

となるので、テナジー25はラバー全体でみればめちゃくちゃ敏感なほうなんですね。


ラバーの性能は基本的に表裏一体なので、良いところがあれば同じだけ悪いところがあります。

回転に鈍感でレシーブは返しやすいけど、球速は遅いし、自分から回転をかけられないとか。


この記事が何かの参考になれば幸いです。


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