おはようございます!

先日、幕張総合高校に行きまして



※卒業生の谷口君、ダブルスでインターハイ出場、一般で中央大学へ


現役のエースダブルスの相手をしていたところ

片方→器用でパワーない
片方→不器用でパワーある

こういうプレーヤーだったんですが、不器用な選手のボールの待ち方が少しおかしい・・・
(別に不器用なことをディスっているわけではありません)

まず、ダブルスは半面にサーブを出してレシーブ側がその場にいる状態なのでシングルスの時よりも3球目攻撃の難易度が格段に上がります。

器用なほうは、低い球はバックでストップ。とかちょっと浮いてたらフリック。バックに差し込まれたらバックで起こす。などなど

ボールに合わせてフォアとバックを上手に使い分け、さらに球種やボールの質に合わせて打つ・つなぐといった判断が出来る、「ボールに合わせてフォアorバック、そして技術を選択できる」ことが出来る選手でした。

さらっと書いてますけど、めちゃくちゃ難しいですからね(汗)



で、不器用な方が同じことをやってしまうと、何が何だかわけがわからん!と浮いたボールをつないだりなどぐちゃぐちゃになってしまっていたのです。

※ちなみに1年生の時に千葉県公立大会で準優勝するなど実力はあります

で、私からのアドバイスで

X「〇〇と同じような球の待ち方したら上手くいかんでー。そういう能力の持ち主じゃないんやから。ある程度、ここに来たボールはこの技術、ここに来たボールはこの技術ってちょっと今決めてみ」

不器用「えー、じゃあここはバックで」

X「ダメ―。オールフォアね。バックは打てる範囲狭いから」

不器用「じゃあ、ここはこういう風に打ちます、ここはこういう風に打ちます」

X「何個くらいになった?」

不器用「4個です」

X「じゃあバック入れると?」

不器用「10個くらいです」

X「ボールに合わせて、技術選択する能力はお前にはないけど、入ればボールの質は高いからまずはプレーを簡単にして入れるところからやな」

不器用「あ、これだと「きついけど簡単」でバックもってなると「楽だけど難しい」のか」

X「そういうこと」

X「だから、先にある程度使う技術を決めといて、ボールにその技術を当てはめるってのが不器用タイプだね。それでももっと難しい球が来たら本当に「ポン」って入れるしかないわ」

不器用「分かりました。ありがとうございます!」


どこからどこまでが器用でどこからどこまでが不器用という基準はありませんが、同じ実力でもパラメータの振り分けは違うので、どういう風に卓球するかは異なります。

このアドバイスで良い方向にプレーが循環してくれると嬉しいですね^^

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