カルデラノも強い・・・



現在のトップ選手の傾向としては

「フォア前の対応」

「バック対バックの先手どり」

「ショートサーブの入りをいかに遅らせるか」

ここらへんがかなりカギになってくると見せてくれた試合でした。

バック前&ミドル前はチキータあるしで、普通にやってても通用しないので、サーブがフォア前に集まる時代になりました。

そしてシェークの高速卓球が全盛となり、バック対バックの強さや先手どりの上手さが勝敗を分けることが多くなりましたので、フォア主戦の選手がどんどん減っていると。


で、カルデラノ選手の多彩なフォア前のテクニックが光った試合だったわけですが
・フリックのようなストップ
・強打
・流し

中国選手に対抗する張本選手との共通点は「フォア前の処理のうまさ、強さ」が挙げられます。


そして「バック対バック」の先手どりでフォアストレートへの強打。

これがあると、判断の迷いを入り、中国選手のバック対バックの強さに陰りが出る形となりました。


これも方法は違えど張本選手との共通点ですね。

バック対バックが強い。



で、ここからは張本選手とは少し違いますが、「サーブのコースを読ませない」

ファンジェンドン選手が何度もバック前のサーブに遅れて、ストップなのかツッツキなのかよくわからない置きに行くシーンがありました。

中国選手の強烈な台上攻撃を防いだだけでも、ラリーの入口としては○ですが、しっかり3球目で攻撃に行けるようなサーブがあるのがカルデラノ選手の強みですね。


最近はレシーブの攻撃を捌いてからラリーに入るみたいな逆転したシーンが多かったので・・・


まあ、これはトップ選手のトレンドなので一般愛好者のレベルではあまり参考になりませんが


こういった試合展開を考えるのは頭の勉強になりますので、そういった意味では定期的にトップ選手の試合を見るのは良いことですね。


ラリーも続くことが多いですしね。


次は張本選手とカルデラノ選手の試合をじっくり見て、どのように張本選手が完封したのか考えてみたいと思います。