コメントをいただきました。
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中学生の保護者です。 
卓球部の顧問、副顧問とも卓球経験なく 
男女の部長にほぼ丸投げでした。 
ほぼ、と書きましたのは、顧問の立場でしかできない 
事務作業(試合のエントリー、練習予定表の作成等)は 
子供にはできないためてす。 
それ以外の練習、部員間の関係調整の責任は 
全て部長に一任されました。 
結果、特に男子部員同士の関係は崩れ、崩壊し、3年生は引退を迎えました。 
保護者の立場としては、タイミングを見て学校側に申し入れもしましたがなにも変わりませんでした。 
保護者は何をすればよかったのでしょうか? 
子供たちはどうすればよかったのでしょうか?
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質問ありがとうございます。

一応、「正解」はないと前置きをして記事を書いていきますが基本的に保護者が出来ることはほとんどないと思います。


あるとすれば、部活と子供の活動を「応援」してるよ!というのを見せてあげるくらいかと。


私が中学生の時の保護者の方の活動を書きますが、全く参考にならないと思います。

IMG_2885





















・顧問の先生が異動のため途中交代
・交代する前の先生は未経験、交代後の先生もほぼ経験なし
・保護者が子供たちの練習時間確保のため、中学校の体育館を社会体育として週4日20時まで借りてくれる
・親が迎えに来てくれる、球拾い
・試合の時は保護者が交代で送迎

要は環境をサポートするくらいしか出来ないんですよね。

主な結果を書くと

男子が秋の新人と夏の総体で優勝

女子も秋の新人と夏の総体で優勝

自分が九州優勝、2番手が県8

女子のエースは春の九州で優勝、夏は6位


基本的な役割としては


指導者や先生は「環境作り」

保護者は「環境が上手く循環するようにサポート」

プレイヤーは「一所懸命にやる」

という構図になるかと思います。


このどれかが上手くいってないところは結局そんなに強くはないですね。

先生の熱意がある

保護者の協力がある

選手のやる気がない

これじゃ結局上手くいかない。


千葉県の公立中学校の雄・栄中学校はこの連携が非常に上手く取れています。

http://xia.diary.to/archives/50901139.html 



一度、話を伺った時に

「保護者が応援に来るようにってのは子供に頑張ってほしいからですか?」

「いや、勝つからですよ。」

と即答いただけた記憶があります。


自分も専修大学の試合はなるべく見に行くようにしているのですが、

やはり「優勝」が手に届くところにあるほうが何とか都合をつけて行くぞ!って気になります。(笑)
(自分らの時にはOBOGも試合を見る気が出なかっただろうな・・・逆にその状況で見に来る方は本当に好きなんだと思います。)


今回の問題点とすれば

顧問の先生に熱意がなかった


ことになってしまうのですが、改善策としては保護者が顧問の立場と兼務するということは出来たのではないかと思います。


私が中学時代の時も


最初の顧問の時には「熱意がめちゃくちゃある」だったので保護者はサポートに回っていましたが

2人目の顧問の時には私の父親が外部コーチ(卓球経験2年半)女子も保護者が外部コーチ(中高卓球部?)になり顧問の先生はサポートに回りました。
(顧問の先生の名誉のために言いますが、熱意がなかったわけではありません。自分の力量が足りないと踏んでか、顧問の役割は父親に譲ってサポートをめちゃくちゃやってくれました)


そして、こういう部活動の問題に関して自分が絶対書いてしまうであろうことなのですが


「目標設定」がなかった「船の行き先が定まってなかった」


これが一番の問題だと思います。


まあ、今回に関しては船頭がいない、船員だけでなんとかしようと思ったけど経験不足で船の中で分解ということですね。


一応、どうすればよかったのか?ということに関して回答しなければいけないので書きますが

子供だけの解決は難しいので熱のある大人が問題を解決するために走り回って環境を変えるしかなかった。と思います。


プラス、「部活の在り方」というのを再考しなければいけない時代になっているようにも感じます。

約15年前とは色々と状況が違いすぎると思いますので。