コメントをいただきました。
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サッカーのテレビ番組にてオランダリーグの日本人選手が、「(平均身長が世界一高い)オランダのトイレは大きいから座ったときに足が床に着かない」というのをおっしゃっていたのを思い出しました。 

卓球から話が逸れますが、日本人とオランダ人の違いを感じさせられたことはありますか?
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質問ありがとうございます。

結論から言うと、「色んなプレーヤー(草の根)がいて、強いプレーヤーは割と後ろでギュンギュンドライブを引いてくる人が多い」

日本人は割と県の上位から全国の上位まで似たようなプレーヤーが多いと最近感じています。

というのも、公認コーチの資格や研修などで世界で活躍しているプレーヤーや日本のトップチームの練習などを聞く機会、またはSNSのつながりなどで、「データベース」みたいなものが割と整備されている気がします。

それに、日本人ってなんだかんだ真面目で、卓球の入口が部活動なのでやる以上は「勝ちを目指してやろうぜー」そんな空気があるため、勉強熱心なのかなとも思います。

あとは、人種的にパワーではなく器用な人種のため、後ろでガンガンというよりはなんだかんだ前でのスピード卓球やテクニック卓球というのが多いのかなと。


で、海外のプレーヤーは

まず卓球を始める入口が「ホビー」なので、大体後ろで打ち合って遊んでいます。

卓球の難しいところの一つに至近距離での情報処理が多いことにあると思います。

それをお互い後ろでバチーンと打ちあって遊ぶところから入るので、入り口としても違うのかなと思います。(日本人は球突きとか基本打法が入口ですからね)


次に持ってるパワーがそもそも違うのかなと思いました。

早い攻めや厳しい攻めというのはそこまでないんですが、1球の回転量がかなり多くてカウンターを取ったりするのが非常に難しい、またボールはそこまで速くないので、ラリーが自然と遅くなる。


トッププレーヤーで言うと、ボルとかクレアンガみたいなプレーヤーが多かったイメージです。




まあ、ヨーロッパ選手はヨーロッパ選手を見て憧れるのかもしれませんが。

また、指導環境も町のレベルではほとんどがボランティアコーチです。

日本は町の指導者でも卓球教室としてご飯を食べていくことは可能ですが、ヨーロッパではそれは難しいようです。

逆にヨーロッパは卓球のトップコーチとしてもそれなりに待遇があったはず。

で、日本はトップコーチとしての待遇はなかったはず。

この辺はまた別の記事で詳しく書きますが、ざっと言うと「レディース選手」というのがヨーロッパには存在しないようで・・・うん、そうすると卓球教室でご飯は食べれないだろうなぁと思っちゃうわけでした。


話が脱線しましたが

ヨーロッパは「色んなプレーヤー(草の根)がいて、強いプレーヤーは割と後ろでギュンギュンドライブを引いてくる人が多い」

日本は指導環境が整備されていて、中国ほどではないがかなり画一的な勝つ指導が進んでいることからプレースタイルなども似たような選手が量産されているように感じました。