コメントをいただきました。
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このかつての自分の動画を見て、xiaさんとしては過去の自分にアドバイスを送るとしたら何と声をかけますか。 
5セット目も途中まではリードしていて、勝てないわけではないと思っていたので。
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質問ありがとうございます。




この時も監督である

小林仁さん(全日本選手権混合ダブルス優勝、専修大学→ヤマハ→健勝苑)から

「どんどんロングサーブ出してけ」

というアドバイスをいただいており、池田選手の1枚ラバーを駆使した台上テクニックから

そんな簡単に3球目出来ないだろうという監督の思惑を感じ取りました。

実際、ショートサーブの時の台上テクニックは変幻自在で3球目を打てる気がしませんでした。


で、そんな中、自分がアドバイスを今するとしたら

「どっかのタイミングでフォアで打って点を獲りに行け」というアドバイスをするかなと。


というのも、ロングサーブで相手を振り回すというのは池田選手が一番嫌がる作戦だと思いますし

実際に作戦は上手く行ってるわけですが、この時の気持ちとして「とにかく相手にミスさせよう、ミスしてほしい」

そんな気持ちでプレーしていたので、肝心な時、入って当たり前くらいの難しくないボールでもフォアハンドが全く入りません。

特に2-1の8-8でせっかく良いレシーブが出たのに、苦しい体勢でのフォア、フワッと浮いてきたボールをミスしています。

もしあれが1本でも入っていたら、もしくは2本とも入っていたら、結果は違っていたかもしれません。

やはり相手が強い場合はミスだけで点が取れるほど、甘くないわけですし

それこそショートサーブから多少なりともフォアにつなげて点を取る点数がないと

1つの作戦だけで取り切れるほど簡単な相手じゃなかったということですね。

池田選手も「ブロックしかしてこないから、安心して攻める」

そういった心理だったかもしれませんし。


レベルが上がれば上がるほど(この時のレベルが高いかどうかはおいといて)

弱点というのは見えづらくなりますし、1球突いただけでもミスというのはしてくれません

ボールとボールのつながり

戦術と戦術のつながり

単品のサーブやドライブだけで点数を取っていくだけではなく

ロングサーブがあるからショートサーブが効く

プッシュがあるから、フォアが打てる

色々なことを絡ませて点数を重ねていくことが大事かなと思います。


ちなみに技術が成熟してないレベルでは1点突破でも結構勝てると思います。

無理な時は無理ですが。


最後になりますが、やっぱり「受けて立つ、受けて点を取る」こういう心理で卓球をしていては同レベルの時には勝てませんね。

最後は自分で「点を取りに行くんだ!」

そういう気持ちが足りなかったんだと思います。