先日の全日本でしっかり母校の監督に挨拶をし、そこで1時間ほど雑談を。

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監督→以下、監
Xia→以下、し

監「久々に希望に勝って九州優勝したぞー」

し「見ましたよ。おめでとうございます。今年は結構強いんじゃないですか?」

監「どんぐりの背比べやけどな。どこのチームも2人は強い。あと名電と野田は別格。あとは・・・まあ良い勝負が出来ると思う」

監「冬の合宿でも上宮、滝二とかに勝てたし。まあ、こっからやけど」

し「1回シード落ちるときついですよね。まあ、どのチーム、どんな組織でもいい時もあれば悪い時もありますよね。」

監「そうそう、そんなもんや。俺ももう66ぞ。お前が帰ってこんけん。」

監「俺も世間が怒るな。子供の自立に任せろみたいな風潮の時には叱らんでやったんで。」

監「それこそ、自分でやってみらな分からんやん。じゃけぇ3年間は叱らずに何かあっても1時間、2時間ずっと生徒と対話。でもダメ。」

監「練習抜けてラーメン食べに行ったりとか。もう無茶苦茶なときがあったんよ。もう練習への姿勢が良くねぇけん、それを立て直すにも時間がかかった」

し「僕らもさぼってましたけど、それはひどいですね」

監「そうやろ?なんだかんだ、多少さぼるのは仕方ねぇよ。やけど、やるときにちゃんとやらないけんわ。そうじゃないと勝てん」

監「今、結構戻ってきたけん、もう少し頑張るわ」

監「子供を預かる以上、ちゃんと勝たせてあげないけんけぇな。じゃけん、あんまり言われても取らんようにしよんのよ。あんまり多くても目が届かんけん」

監「今までの経験上、始めたばっかりはとにかく「褒める」で卓球を好きになってもらう。好きになって勝ちだしたら叱るときにちゃんと叱る。本当のトップ以外は外の力で手助けしてあげな、そんな人間出来てねぇわ」

というお話をしていただきました。

注:これは長い指導をされてきた経験談(全国選抜優勝、全中優勝された監督の、1人の意見として受け取ってください)





自分自身に言われてるような気がして、これは卓球人だけに限らずほとんどの人に通ずる部分があるんじゃないかなと思いました。

正直、自分も褒められれば嬉しいので「もっと頑張ろう」という気持ちが出ますし

悔しい、嫌なことがあれば「なにくそ!」と思うことでまたやってやるという気持ちが出てくることがあります。

自分自身の内なる力だけでは、中々行動が難しいということですね。

自立か強制かみたいな論争が出てくると思いますけど、自立というのは本当に人間が成熟&目的と目標がしっかりある人じゃないと難しいと思いますね。(自分の意見です)

まあ、指導の最終的なところは「自立した人間を育てる」ということになるのかなと思いました。

この記事が何かの参考になれば幸いです。

最後に自立対スパルタのyoutube貼り付けときます。