これは、ちょっとしたノンフィクションです。この記事を読んだ方は何がこの2人を分けているのか考えてみてください。


Aさんは小学生からそれなりにエリートコース、中学生で県のジュニア予選(高校2年まで)優勝、もちろん中学の県総体も優勝。裕福な家庭で個人レッスンもたくさん受けられる環境にある。

もう1人のBさんは、いわゆるそこそこ強い。ベスト8とか。中学時代にはAさんには歯が立たない状況。普通に裕福。中学時代は普通に中学校で練習することが多かったため、環境的な面からたまーに個人レッスンを受ける程度。



2人はひょんなことから同じ高校に進学することになる。


Aさんは少しづつ卓球の成績が落ちてきていた。高校の練習だけでなく個人レッスンも変わらずガッツリ入れているのに。


Bさんは逆にグングン伸びてきていた。インターハイの個人出場、全日本ジュニアも通過した。個人レッスンはもうやめた。
家庭の方針で学校の部活という枠組みで活動することを大事に思ったからだ。それに高校の先生も卓球が全く分からないわけではない。それにチームメイトも中学の頃に比べれば格段に上手い。中学時代の練習にならないという環境に比べたら恵まれた環境だ。




高校の先生から連絡をいただき、「下川君、ちょっと教えに来てよ~」

先生「じゃあ、午前はまんべんなくコートを見て回って選手をつついて」「午後からは実際にやってもらいたいから、学校側から選抜するから」

し「了解です!」

もちろんAさん、Bさん、そしてもう何人かと実際に練習や試合、アドバイスをさせてもらった。

そこで

Aさんとはこんな会話が出た。
A「もう、どんな練習していいか分からないんです」
A「なんで自分がこんな風になっているか分からない」

し「俺はこうだと思うけど」
A「うーん」

先生「じゃあ、もうこうやって」
A「分かりました」


先生に話を伺うと「なんかね、個人レッスンとかでも全部コーチの指定のメニューをやるみたい」



次はBさん
B「ちょっとここがダメだと思うんですけど、どう思いますか?」
し「まあ、改善の方法としては2種類。その部分を改善するか、その前のボールを改善するか」
B「あ、そっか」「こう来たときはどうすればいいんですか?」
し「そういう時は、こうするしかないよね」「ここはやり方はこうで、そうそう。あとは練習」
B「そっかー」
B「じゃあ、こうするんで、こうやってもらって、これで」
し「あいよ」


先生に伺うと
「まあ、中学時代は普通の中学校だからね、こういう少し恵まれた環境でも嬉しいんじゃない?」
「下川君が来てくれれば、何でも教えてくれるしね」
「実際、今日も練習頼んでたし」

し「小学生から見てますけど、凄い上手になりましたね」


先生「AもBもこれからだよ」「Aは何か掴もうとしている、自分に何かが足りないということに気付き始めてる」「それを助けてあげるのが教育者だからね」


し「素晴らしい先生ですね。(笑)」


先生「部活を見て、子供の成長を見るのが趣味だから。(笑)」


先生「仕事だったらやらない。(笑)」



さて、読んでみて何か感じることはありましたか?


自由にコメント欄に書き込んでみてくださいね~