コメントをいただきました。
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  • いつも楽しく拝見しています。
    中学で卓球を始めて十数年経ち,卓球を教える機会が出てきたのですが,“戦型”に対する認識について質問があります。
    これまで私は,戦型というのは連続的なものだと考えていました。すなわち,スタイルの主軸こそあれ,前陣速攻,攻守,ドライブ主戦など様々な要素を織り交ぜて一人の選手となるということです。
    しかし最近,戦型ありきで語られる事が多く… 自分はペン表なのですが,
    「やっぱり速攻の人は球が違うねー!」 とか
    「表だからナックルで攻めるべき!」 とか
    決して偏見ではありませんが,特に成人してから卓球を始め,知識が先行する人に言われることが多いのかなと思います。
    質問として,上級者の方たちは“戦型”をどう考えているのでしょうか?自分の戦型に対してそれを貫くように練習するのでしょうか?それとも,レベルが上がるにつれて戦型間の違いが曖昧になっていくのでしょうか?

    もちろん,ラバーの質的な違い(粘着,粒高等)はありますし,初中級者が戦型にこだわるメリットもあると思っています。練習時間が限られた中で,突出する,他人より秀でた部分を作ることができ,武器になるでしょう。
    ただ,ラバー!戦型!と来られると,そんな能力バトルじゃないんだから…とツッコミたくなります…
    ご検討よろしくお願いします。
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質問ありがとうございます。

まずワタクシが質問の意図が理解できるかどうか不安なのですが、、、


ペンドラだからフォアの引き合い

表を貼ってるから速攻&ナックル

みたいな「ラケットの持ち方」や「貼ってるラバー」で戦型が決まってるような気がして、それは違うんじゃないんですか?上級者層の戦型の認識を教えてほしい。ということでいいのでしょうか?

というか、もう聞くことが出来ないのでこれで話していくしかないんですけど。(汗)



まず、戦型についてこんなに考えている人はいないので

そもそもこれが上級者層の考えです。みたいな形で回答するのがちょっと難しいです。その点をご了承ください。

ただ、今までの経験や会話の中から「多分、こういう風に考えているんじゃないかなー」というところを少しでも分かりやすく説明できればいいかなと思います。


従来の「戦型」の考え方というのはペンとかシェークなどの「持ち方」、裏や表、ツブなどの「用具」の特性から「このような卓球スタイルが適しているでしょう」みたいなセオリーが多いですね。

まあ、それは間違いではないのですが、上級者層はもっと大まかに戦型を見ていると思います。

この時に使える語句としては「戦略」と「戦術」かなと思います。

辞書で引いてきたら、難しくなりすぎるので自分の卓球的な雰囲気で

戦略・・・強いとこや弱いとこを踏まえた全体の方向性

戦術・・・戦略を実現する方法(ここに用具が含まれると考えます)


実はこの戦略について語っているライブがあるのです!

BlogPaint



































文章での説明が非常に難しいので、正直このライブを見てほしい・・・


[WRMTV-Live]Xia論法的、色んな戦型のレシーブからの展開を紹介 


しかし、これはXia論法vol1のDVD購入者しか見ることが出来ません。(パスワードを購入者にしか発行してない)


ザックリとした内容は攻撃型(もはやこれでいいのかも不明ですが)でまず戦略を4つに分け

1、速い展開を好む
2、遅い展開を好む

A、フォアが強い
B、バックが強い

例えば、1×Aで速い展開が好みでフォアが強い人にはこういう戦術を多用するべきだ。といった説明をみっちり1時間やってます。


ちなみにこの内容で社長から「ちょっと語句とかは変える必要あるけど、DVD出来ちゃうよね~」「戦略に基づいて、どういう戦術(セオリー)を学べばいいのか、そしてそれに適した用具は何なのかまでカバーすればさー」「今はやるべきことじゃないけど、今取り組んでいることが終わったらやってねー」と言われるくらいの内容です。

この記事を書くためにライブ動画を見返しましたが、、、


正直、めっちゃ面白い。(笑)自分で企画しといて言うのも何なんですけど。(汗)




本来の何かを上手くいかせるための順序は

戦略があり、それを実行するための戦術があり、戦術を実行するための技術(スキル)を身につける。

これが正しく効果のある努力をするために必要だと思います。

ただ、プレイヤーはそんなん無理なので、見守る人が方向性を示してあげることが大事かなと。

もちろん、どんな時も方向性は修正されることがありますけど。(汗)