コメントをいただきました。
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  • ブログいつも楽しく拝見しています。
    以前までよく「君のプレーには怖さがない」とよく言われていたのですが「怖さがない」とが具体的にどんな理由が考えられますか?

    ・打つコースがわかりやすい
    ・直球系のサーブがない
    ・レシーブがつっつきしかない

    などが考えられるかと思うのですが、Xiaさんの意見を聞かせてください!
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質問ありがとうございます。

私自身もよくペンドラのくせに「怖さがない」や

高校時代、先生が途中で代わるというアクシデントがあり「厳しさがなくなった」と言われた時期がありましたし、それは今も続いていると思います。

で、この話をするときにはこの図が役立つと思います。

Xia論法New 



















語句の説明を簡単にしますが
認識・・・どこにどんなボールが来るか
判断・・・認識したボールに対してどのような対応をするか
動作・・・ボールのポイントまで動く
打つ・・・判断で決めた打球をする



この図は相手からの打球しか書いてないので逆にして考えてください・・・

で、簡単に言うと、自分の打球に対して「相手は時間的な余裕がある」ということです。

時間的余裕があり、打球の準備が十分に出来るから「怖くないよ」ということですね。

質問者さんが怖さがない要因として考えている
「打つコースが分かりやすい」→その場所に先回りできる
「直球系のボールがない」→ボールが遅い
「ツッツキしかない」→球種が読める
ということになるので

図にあるラリーにおける情報処理に負担をかけることが出来ていない、時間を奪うことが出来ていないということになるわけですね。


では、相手の時間を奪うためにはどうすればいいのか?

方法は「自分の打球によって行う」ので基本的にはボールの3つの変化を使えばよいかと思います。

1、コース(前後左右、ボールの落点)
2、回転(回転量、回転の質)
3、速さ(ボールスピード、打点)

単純に相手のいないところいないところに打つだけでも、相手の動作に負担をかけることが出来ます。

相手が分かっててもネットにかけてしまう下回転や回転が分かりづらいサーブを身に着ければ相手の認識判断に負担をかけることができます。

速いボール、早い打点で打つことが出来れば単純に相手の時間を奪うことができます。


ほとんどの方が「怖い」=速い(早い)と考えていることがほとんどだと思うので

コースと回転を工夫したところで同じように「怖くないな」と言われてしまうかもしれませんが、相手の考えてないところ・気が付いていないところでプレーをしている強みがあるので「怖い」というよりは「やりづらい」と思われるかもしれませんね。


ただ、自分の打球(感覚)で奪える時間よりも相手の力量が高く、時間的余裕があるプレーヤーの場合はちょっと工夫したところであまり効果は見えませんのでご注意ください。

その場合は自分の感覚を磨くしかありません。


この記事が何かの参考になれば幸いです。