先日の全国ホープスにて、現在新潟県の「上越ジュニア」の外部コーチである専修大学卓球部の同期「梅村」と久々に遭遇しました。


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思い出話もそこそこに

X「やっぱペンはいないねぇ~」

梅「裏面はちょっと居るよ。片面は無理だね。」

X「この年代やと握りにくし、ショートも難しいもんなぁ」

梅「てか、やりたいって言ってもさせない。(笑)」

梅「教えるのに時間かかるし、その子のことを考えたらシェークが手堅い」




勘違いしてほしくないのは・・・

全国のトップを狙う、ナショナルチームに選ばれるためには「その時その時」で結果を出すことが求められるので、プレーの負荷が高くないシェークが選ばれるのは自然の摂理というくらいに当たり前のことではないかということ。

これは「ペンホルダーが勝てない・勝ちづらい」という話とは違う話になってくるし、「初中級者層ではまだペンはいける」「色んな戦型が見たい」とか「ペンが少なくて悲しい」という話ではないということです。

最低でもこの年代から高校生くらいまでにホープス(12歳以下)なりジュニア(18歳以下)でナショナルチームに入ってないと中々海外遠征などのチャンスすらも巡ってこないのでなるべく早い結果を求めるのは当たり前ですよね。

今も日本のトップで活躍されている選手のほとんどが幼少期から全国のトップを走ってきた選手ばかりです。

例外を1つ挙げるとすれば「大島選手」ですね。僕が記憶している範囲の話になりますが、自費で韓国オープンに参加し、そこで倉嶋監督が「あいつはなんかいいぞ」というところから今の活躍があったと記憶しています。

大島選手の実力はもちろん高いのですが、その時倉嶋監督じゃなければ、プレースタイルや人間性の好みも少なからずあると思うのでそこの相性がなければ、今の活躍は出来ていなかったかもしれません。(もちろんそこからの活躍は大島選手自身の努力が勝ち取ったものです)




まあ、要するに小学校から全国のトップを狙って頑張っている選手には「わざわざ不便なプレースタイルにする必要はない」「わざわざ結果が出るのに時間がかかるプレースタイルにする必要がない」と考える指導者もいるということですね。

というか、ほとんどが暗にそう考えているから「ペンホルダー」が少ないと思っているのですが。




中国では体制がしっかり整っているらしいので、幼少期にはガッツリみっちり基礎練習を繰り返し、シニアで巻き返すという構図が出来てきてますよね。

参考 中国のトップが出来上がるまで