コメントをいただきました。
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取り上げているDVD予測スピード編についての質問です。 
私はXia論法コミュニティにも参加させていただき勉強している中学からはじめた娘の親です。昨日のオープン大会で中学女子の部で準優勝したのですが、決勝の対戦相手はホープスの部で県トップクラスの小5の選手でした。県大会とか他の大会でも最近そうなのですが、最初の1セット目は8点とかデュースになったり点数とれるのですが、セットが進むほど相手に弱点をつかれ点が取れなくなり最後は2点とかで負けてしまいます。こちらの時間を削られ真ん中に返すのがやっとみたいな状況です。 
それを練習で少しでもなんとかしたいのですが、こちらDVDで勉強し練習すれば良くなりますでしょうか?もっと違う部分を練習した方が良いでしょうか? 
中学最後の夏の大会に向けて春休みの練習に取り組んでもらいたいと思っています。 
Xiaさんよろしくお願いします。
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コメントありがとうございます。

 


まず、この返球セオリーを知ることで得られることは
1、作戦が立てられる
2、相手の返球を先読みできる
3、先読みすることによって万全の態勢で打球し、ミスを減らすことが出来る

基本的にこういったことなので、終盤にどうかってのは少し違うと思います。




以前にTAKZiNEの記事で試合終盤に関しての記事を書いたので、コチラを参考にしてもらえばと思います。
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今回は記憶力を使って、「スグに」試合終盤の競り合いに強くなる3つのポイントを紹介していきたいと思います。

【「記憶力」を使って、スグに試合終盤の競り合いに強くなる3つのポイント】

1.シンプルプレーをして、覚えることを少なくする

2.試合の前半や緊張が少し高まる場面でナックルサーブを相手に分かりやすく出してみる

3.カテゴリ分けして整理する

 

1. シンプルプレーをして、覚えることを少なくする
これはオールフォアタイプの多くの人が自然にやってることなんですが

色んな種類のサーブを出さない
色んな種類のレシーブをしない

コースを散らしすぎない

ある程度、自分のプレー、使う技術の軸を決めといて情報を収集し、試合後半で相手の返球の傾向を読むという方法になります。世界のトップ選手だと、世界選手権で活躍した馬龍選手や方博選手、許昕選手はこのタイプに当てはまりますね。
相手の得意なレシーブや弱いところ、クセなどを見極めながら、最終的に自分の得意のフォアハンドにつなげます。

2.試合の前半や緊張が少し高まる場面でナックルサーブを相手に分かりやすく出してみる

試合の前半(最初)は誰でも緊張しますよね?
そこでナックルサーブを分かりやすく出されると、あなたならどうレシーブしますか?
多分、最初は安全に入れに行きたかったり、自信があるレシーブをしたいはずなので、完璧にナックルと分かるサーブが来たらそういったレシーブをする確率が高くなります。
ナックル=無回転なので、相手の出方を伺うには最適なサーブです。

 

前半に相手の自信を持っているレシーブを記憶出来ておくと、後半の競り合った場面で相手のレシーブを狙い打ちすることが出来ます。

この方法を使いこなせれば後半になればなるほど迷いが出て、3球目が打てないということが減るはずです。

3.カテゴリ分けして整理する
どういうカテゴリ分けでもいいんですが例えば
・フォア、バック、台上
・裏、表、ツブ(ラバー)
こういう分け方をしてみます。

フォアはドライブが多い、ミート打ちが多い、強く打つことが多い、入れに来ることが多い
バックは…上と同様
台上はツッツキが多い、ストップが多い、フリック、チキータが多いなど。

裏ソフトだから回転系の技術が多い
表ソフトだから変化ボールが多い、速いボールが多い
ツブだから強いドライブは来ない、後ろに下がらない
など

相手のプレー全部を記憶する必要は全くなく、この技術はこういうのが多いな。こういうのが少ないな。と覚えておくだけで、後半の競り合った場面で「相手ここにやったらコレしか出来んな!」とか「ここはヤバイな」と自信と区別を持ってプレーすることが出来ます。


いかがでしたか?

最近、僕は野村克也さん(プロ野球の監督)の名言集にハマっているのですが、
「どうやら自分はプロ野球でやっていくには不器用すぎるという結論にブチ当たった。ストレートを待ってて急にカーブが来たら、とっさに反応できない。練習を人の何倍やってもダメ。こうなったら読みの精度を上げるしかない。そう思った私は敵チームのバッテリーの配球を徹底的に分析しました。」という名言。

たくさん練習量がある対戦相手に対して、単純に技術だけで立ち向かうのは基本的に難しいですし、練習量が多いほうが絶対的に終盤や競り合いに強いんですよね。(メンタル的な部分もそうだし、技術的な精度も高い。)

なので、こういった観点から卓球に取り組むことも絶対に必要だと思います。
この記事が参考になれば幸いです。
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相手はここが強い、弱い

この展開(これが戦術とかセオリー)は点が取れる確率が高い、低い


記憶したこと、作戦を実行する技術精度があるのか

そしてあとは勇気だけっすね!


ぶっちゃけ最後は「入ったもん勝ち」みたいなところもあるので・・・


しかし、やはり終盤に強い人がいることも事実なので参考になれば幸いです。