水谷選手が今回の優勝で史上最多、9回目の優勝を手にしました。

11年連続決勝進出、うち9回優勝。凄いの一言でまとめるのも失礼なくらいの結果です。 

ようやく、決勝の動画が見れたのですが

 

僕が考える水谷選手の強さ

強さ①やっぱりサーブレシーブが上手

まずサーブですね。これは自他ともに認めるところではあると思いますが、回転量や回転の質(回転の方向ね。横とか逆横とか)が豊富。

決勝ではバック(チキータ)が上手い吉村選手を警戒してか、ミドルやバック奥にロングサーブと
フォアサイドに切れていく順横のサーブが結構多かったのかなと(ハイライトなので分かりません)

こういったコース取りのサーブ戦術も非常に上手です。




またレシーブが上手い。一般的にシェークのフォア前といえばいろいろなテクニックが難しく「弱点」に
なりがちなんですが、水谷選手は「押し込んだり」「ふわっとストップしたり」地味なプレーで
相手の攻撃を弱めつつ、ブロックゲームからラリーで点を取ることも出来る。

チキータから両ハンドカンカーンみたいなのは少ないですが、的確にバック奥とフォア前に寄せて
相手を動かして攻撃の手を緩めさせています。

吉村選手はバックでのチキータを最優先しているのか、フォア前はやっぱり全体的に「ボールを置きに行く」ことが多く水谷選手が崩れるとこまでは至ってないのかなと思いました。





強さ②すげー動ける&フォア強い

プレー領域の広さ、そしてフォアの強さですね。「水谷はバック弱いからダメだー」なんて言われてたことも
ありますが、ぶっちゃけ最後はフォアハンドだと思います。

フォアハンドのほうが振れる領域(頭の上から膝くらいまで)も大きく、コースの打ち分けも比較的やりやすいので、正直動けるならフォアで打てばいいんじゃねーかと思います。

もちろんフットワークがあってこその話だったり、プレーの高速化ということに関してはバックハンドが重要になります。で、水谷選手はめっちゃ動けるのでとりあえずどこに来てもある程度「ボールをミスせず入れることが出来る」正直、卓球に関してはまずここが一番大事だと思います。 水谷選手はそれが出来ると。

そして大きくフォアに動かされても、足を交差するでもなく1歩で踏ん張ってすぐ戻れる。相手からしたらなかなか体勢が崩れてくれないから、打ち抜くところまでいけない。そしてそこに加えて「フォアの強さ」 があると。



サーブレシーブである程度、自分の得意な展開や苦手じゃない展開が作れて

めっちゃ動けて(動けるから)ミスが少なくて、フォアの強さがある。


こう書くと、「やっぱり格下と思われる選手に負けないなー」って思えてきませんか?




こういった結果や直近の世界選手権やリオの成果が出せるまで、とてつもない苦労や挫折があったと思います。

自分なんかが思いつくのでも

中学生から単身ドイツへ

2012のロンドンで負けたこと

2年連続、全日本決勝で当時高校生の吉村選手、丹羽選手に敗退

で、メディアから「水谷はバックが弱いからー」「世代交代だー」「次からは両ハンド速攻の時代だー」

影響力が強いプレーヤーだからこそ、注目の的や話題になるのですが

めっちゃ傷つくし、「俺の卓球、このままでいいのかな?」と悩まされることもあったと思います。

それを実力や結果で跳ね返してきた水谷選手はやっぱり王者なのかなーなんて思います。


オリンピック後の卓球を盛り上げる活動で、ややプレーに精彩を欠く部分もあったように見えましたが今回の優勝もお見事といった感じですね。

決勝で対戦した吉村選手のバックハンドの大砲も観衆を驚かせたと思います。

素晴らしい試合をありがとうございました。