第2ロットも800本→271本
考えて卓球したい方はXia論法
レビュワーのぬりかべさんからXia論法「試合で効くサーブ徹底解説編」のレビューが届きました。
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ぬりかべさん、めちゃくちゃ濃いレビューありがとうございます!
ぬりかべさんは恐らく、「試合で効くサーブ」は「回転」と思っていたと思うのですが
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②では「試合でどのようなサーブが効くのか」ということに関して、3つの条件とその優先順位が解説されています。ネタバレになるといけないので詳しくは書きませんが、この優先順位に関しては自分の考えと異なるのですが、「確かにそうだ!」と大いに納得できました。「目からウロコ」とは、まさにこのことでしょうか。個人的には、この部分が最も勉強になりました。
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自分はDVDの中で、「回転」よりもこっちのほうが相手に効くんじゃないか?と解説しています。
この考え方は今までなかったものなので、是非ご覧いただきたいです。
今回、事務の方と一緒に感謝の気持ちを込めて一部梱包しました。
第2ロットも800本→271本
考えて卓球したい方はXia論法
考えて卓球したい方はXia論法
レビュワーのぬりかべさんからXia論法「試合で効くサーブ徹底解説編」のレビューが届きました。
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1.ざくっとレビュー
サーブに関する思考力を高め、今持っているサーブをより高めるヒントがたくさん詰まった、指導者向きDVD。
2.内容
内容は、次の6部構成になっています。
①はじめに
②相手に効くサーブとは
③コースがわかりづらいサーブを出す方法
④回転がわかりづらいサーブを出す方法
⑤速いサーブを出す方法
⑥まとめ
⑦おわりに
基本的に、①~⑦は解説の部分が中心となっており、動画は少なめになっています。
①では、効くサーブを持っていることが試合にどのような影響をもたらすかということが丁寧に説明されています。自分のチームの選手に「良いサーブを持っているとなぜ有利なのか?」と聞くと、
○直接点になりやすい(サービスエース)
○返球のコースが読めるので、3球目攻撃などにつなげやすく、主導権を握りやすい
という答えが返ってきましたが、このDVDではさらに+αの部分まで解説されていました。私にとってはこの+αの部分に共感する部分が多くありました。
②では「試合でどのようなサーブが効くのか」ということに関して、3つの条件とその優先順位が解説されています。ネタバレになるといけないので詳しくは書きませんが、この優先順位に関しては自分の考えと異なるのですが、「確かにそうだ!」と大いに納得できました。「目からウロコ」とは、まさにこのことでしょうか。個人的には、この部分が最も勉強になりました。
③④⑤に関しては、②で解説された3つの条件を満たすサーブをどのように出せばいいのか、ということが解説されています。実際の出し方が動画(スローモーション付き)で説明されており、具体的にどのようにすればいいのか、というイメージを持ちやすくなっています。また、③④⑤のサーブに関して上手な選手も紹介されており、「だから水谷選手のサーブは効くんだな」ということもわかり、この知識のある状態で試合を観ると、試合観戦がより楽しくなるように思います。
⑥では、効くサーブの条件について再度説明されています。①~⑤をきちんと聞いていれば特に必要なところではありませんが、大事なところが凝縮されているので、時間のないときはこの⑥を選手に見せてから練習をさせても良いかと思います。
3.選手の様子
先日の休日練習においてこのDVDの内容をもとに「効くサーブ」について解説を行い、その後サーブ練習を行いました。
自分のチームの選手は比較的よく考えてサーブ練習を行う方だと思いますが、この日の練習はいつも以上に考えてサーブ練習をしていたように思います。具体的には
○いつもはミスを怖がってフェイクモーションを使わない選手も、積極的に使うようになった。
○構える前に体の向きやバックスイングを確認してからサーブを出していた。
○いつも以上に選手同士で「今の何回転に見えた?」と聞きあっていた。
○普段教えていないサーブを自分で工夫して出していた。
という姿が見られました。その休日練習以降も、選手同士で「今の何回転に見える?」「どっちに出すように見える?」と話し合う姿が多くみられ、解説の前と後では明らかに『考える』時間やその質が変わっています。
また、その練習ではいつもよりもさらに高いモチベーションでサーブ練習に取り組んでいたように思います。具体的には
○選手の方から「サーブ練習の時間を長くして良いですか?」と聞いてきた。
○休憩時間にも意見交換をしながらサーブ練習を行っていた。
という姿が見られました。やはり、「何のために」「どのようにすれば」ということがわかると、選手のやる気は向上しますね。
4.指導者の視点から
サーブの技術を紹介するDVDはいくつかありますが、このDVDのように効くサーブの概念を解説したものは無かったように思います。新しいサーブの動画が入っているわけではないので、正直なところあまり選手受けする内容ではないと思います。ただし、言い換えれば今持っているサーブ技術を応用すればできることが多く紹介されているため、指導者が理解したうえで選手に伝えることができれば、明日からでも実戦で使えるような、即効性のある内容かと思います。
また「どのようにすればいいか」という方法だけでなく、「なぜ効くのか」「なぜ必要なのか」という理由の部分もきちんと解説されているので、そのサーブの必要性を選手に理解させやすくなっています。「選手の様子」でも触れましたが、やる気のある選手は必要性を理解させれば高いモチベーションで練習に臨めるので、ここもかなり重要な部分かと思います。
このDVDは「試合で効くサーブ」が説明されていますが、この内容をレシーブ側から読み解くと、「なぜこのサーブが取れないのか」ということも良くわかります。私は③④⑤の内容をもとに「レシーブ時の注意点」を選手に指導しましたが、昨年・一昨年の生徒と比べてレシーブの返球率は高いように思います。
最後に、このDVDによって得られる恩恵をもう一つ。それは「セット間のアドバイスがしやすくなる」ということ。自分はセット間のアドバイスを「サーブレシーブをどうするか」ということを中心に行っていますが、DVDの内容が頭に入っていると「このサーブをどうすればさらに効くのか」「なぜこのサーブが取れていないのか」ということが明確になるので、より効果的なアドバイスができるようになります。
5.総評
先述したとおり、選手よりは指導者向きのDVDかと思います。サーブに関する知識がある程度無いと実践の難しい内容なので、「卓球未経験で顧問になりたて」という指導者には向かないかもしれません。卓球経験者か未経験でも何年か指導歴のある指導者ならば十分理解できる内容かと思います。選手であれば、思考力が高めの中~高生にも良いかもしれません。
「即効性がある」「自分でいろいろと工夫できる」「セット間のアドバイスがしやすくなる」ことを考慮すると、9点をつけて良い内容かと思います。コストパフォーマンスを考えれば、9.5点ぐらいつけて良いのではないでしょうか。
6.その他
DVDを初めて見たときは「あっ」という間に時間が過ぎ、「このDVDは短めなんかな?」と思ったら1時間経っていました(自分は30分ぐらいに感じたのですが…)。それほどに引き込まれる内容でした。値段も驚くほど安く、コストパフォーマンスは抜群ですね。いいサーブを持っている選手がこのDVD視れば、そのサーブをさらに効くサーブに高めることができるので、サーブに関するDVDの価値をさらに高める内容と言っていいかもしれません。
ぬりかべさん、めちゃくちゃ濃いレビューありがとうございます!
ぬりかべさんは恐らく、「試合で効くサーブ」は「回転」と思っていたと思うのですが
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②では「試合でどのようなサーブが効くのか」ということに関して、3つの条件とその優先順位が解説されています。ネタバレになるといけないので詳しくは書きませんが、この優先順位に関しては自分の考えと異なるのですが、「確かにそうだ!」と大いに納得できました。「目からウロコ」とは、まさにこのことでしょうか。個人的には、この部分が最も勉強になりました。
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自分はDVDの中で、「回転」よりもこっちのほうが相手に効くんじゃないか?と解説しています。
この考え方は今までなかったものなので、是非ご覧いただきたいです。
今回、事務の方と一緒に感謝の気持ちを込めて一部梱包しました。
第2ロットも800本→271本
考えて卓球したい方はXia論法
コメント
コメント一覧 (3)
なるほど。
「相手目線」、ですね(。+・`ω・´)キリッ?
すごく大事な視点ですよね。
私もこのことを本で知ってから、新しいサーブや技術を身につける際、出来始めの時点で試合で試してその後の方向性を決めています(=゚ω゚)ノ。
「Xia論法 vol.1 効くサーブ徹底解説編」を買わせて頂きました。
感想は…うーん何とも言えないですね(=゚ω゚)。
良くもなく悪くもなく…。まぁ買ってよかったとは思います。
P.S.
この記事の1番目のコメントで私が書いた「相手目線」のことについて、
『言及されてるに違いない!』、と思ったのですが、
触れられてなかったので少しショボーンでした…(´・ω・`)。
「相手目線」について書いておかせて頂きます。
要は、
「『自分が考える相手にとって嫌であろうこと』、ではなく
『実際に相手が嫌がること』を磨け。」、ということです。
「こうしたらきっと嫌がってくれるはずだ」、という仮定ではなく、
「お、こうしたら嫌がってくれた。」という経験をもとに
その「嫌がってくれた」要素を磨いていく、ということですね。
新しいサーブを練習する際のことを例に挙げます。
「この新しく開発したサーブで対戦相手をきりきり舞いさせてやるぜふっふっふ。」
と思いながら1ヶ月練習し、試合で試すのではなく。
まずは2,3日練習したらすぐに試合で試す。そして、
「あ、こういう部分は相手が嫌がってくれたから伸ばすといいかも。」
「でも、この要素は思ったよりも効果がなかったな…。」
という経験を踏まえてそのサーブを完成させていく、という方が良いと私は思います。