コメントをいただきました。
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ぐっちぃVSかんなぎの動画を見て衝撃を受けました。 

ふわんふわんとでたらめなフットワークでフォームもお世辞にも奇麗とは言えないのになんでそんなボールが入るんだ!という場面ばかり。 
予測が良いから読めて打ってるのかと思ったらレシーブ直前によそ見してたりとても計画性のある卓球には見えません。むしろボールが来てから反応してるようにすら。 
女子並みの体格に200gを余裕で超すラケットの組み合わせです。そんな芸当が可能なんでしょうか。 
あと、でたらめに見えるが意外と平岡理論に沿ったプレーをしていると知人が言っていましたがどうなんでしょうか。 

ぐっちぃさんは「感覚」の一言で片づけていましたけどそもそも感覚を形成している要素って何なんでしょう?何をもって感覚がある。ないと言うのでしょうか。 
他にもセンスを感じさせるスーパープレー動画はたくさんありましたけど今まで見たことのない異様な卓球だったのでぜひxiaさんに論理的に解説してもらいたいです。
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ご質問ありがとうございます。

質問が多いので、絞って答えさせていただきます。

●感覚を形成している要素って何?感覚が良いってどういうこと?
私やWRMが考えるに、感覚が良い=「ボールを自在に操れる」と定義しています。

んで、ボールを自在に操るためには2つの要素が必要なんじゃないかと考えています。
http://rubber.ocnk.net/product/2816? (詳しく載ってます)

「擦る」「弾く」この2つです。

卓球のほとんどの技術。。。ドライブ、ツッツキ、カット、横回転サーブなどは回転をかけないと出来ません。

ドライブは前進回転をかける技術

ツッツキは台上で下回転をかける、カットは離れて下回転をかける技術といったように

ほとんどの技術は回転をかけることが出来ないと習得することが出来ません。



「弾く」というのは、要するに「どれくらいボールを飛ばすのか、どこにボールを落とすのか」ということになります。

卓球は相手のコートにボールを入れないと失点してしまうスポーツなので、自分が打ったボールを相手コートに収める力加減が必要になります。

感覚が良い人はこの2つの要素を組み合わせてボールをコントロールするのが上手な人なのではないかと考えています。



これを見るとかんなぎ君はボールの飛ばし方がとても上手いですよね。

一発ドーンというボールもあれば、ネット際にフワッと落としたり、またボールの側面を撫でて捉えてみたり。


予測が良いから読めて打ってるのかと思ったらレシーブ直前によそ見してたりとても計画性のある卓球には見えません。むしろボールが来てから反応してるようにすら。 女子並みの体格に200gを余裕で超すラケットの組み合わせです。そんな芸当が可能なんでしょうか。 あと、でたらめに見えるが意外と平岡理論に沿ったプレーをしていると知人が言っていましたがどうなんでしょうか。

この辺に関しては正直分からないですね。かんなぎ君に聞いてみないと分からないことです。 

ラケットの重さに関しても200gでもプレーすることは全然可能だと思います。もちろん重いことによるメリットやデメリットはありますが、ただプレーするだけであれば出来るか出来ないかで言えばやろうと思えば全然できる範囲だと思います。 

それが勝ち負けとか速いスイングするのに200gは適切かと言われれば、そこは疑問になってしまうところなんですけどね。汗


私はフォームが奇麗じゃなくてもボールは入ると思います。

というか奇麗でも入らない人は沢山いて、その人たちは入らない原因が「フォームが悪いから」と考えている人が多いんですけど、「いや、違うよ!」「ボールを入れるには自分の思った通りの感覚をラケットでボールに伝えなきゃいけないんだよ!」と伝えたいです。

今までの指導、自分もそうですが、スイングは腰をひねって、ラケットはおでこまで、バックスイングは。。。という風に「形」や「型」を習う人が圧倒的に多かったと思いますが

ボールを入れる、技術を習得するということに関して卓球上級者の人たちの考え方は違うんだよ!

というのを自分が間に入って伝えていかなきゃいけないなと思います。

卓球未経験でも卓球教え上手な方を増やす、卓球が上達する人を増やして卓球人口を増やす。

そのために日々の研究や上級者や凄い指導者の方に会って勉強、情報発信、交流、自分にできることをコツコツやっていきたいと思います。