平野美宇選手が女子ワールドカップを優勝したことはすでにご存じの方も多いと思います。

 

動画は準々決勝の伊藤美誠選手との対戦。




巻き込みサーブでの直接得点も随所にみられますが、平野選手の武器の1つである高速バックハンドに

つながっています。


これは回転の影響でフォアサイドにはレシーブしづらいからですね。


バックに返球され、さらにほとんどストップもないことからバックドライブでかけてバック対バックから

サイドなりミドルなりストレートなりで相手を崩してフォアで決める。これが一連の展開になっているように思います。


またNTでの担当コーチを2015年10月から変更したようで

劉潔さん(エリートアカデミー)→ 中澤 鋭さん(エリートアカデミー)に変更

中澤さんは元中国の卓球選手でミキハウスで石川選手を指導していた実績もある方のようです。


コーチを変更してからは「フォアハンド強化」「自分で点を取りに行くスタイル」にモデルチェンジを図っているとのこと。 


フォアハンド強化&自分で点を取りに行くというのは平野選手の今までの安定感やスピードが損なわれる可能性があったと思います。


ただ世界を相手に戦うのであれば、「ボールを強くする」「ボールの質を高くする」というのは絶対に避けては通れない道なんでしょうね。


質とは

回転がよりかかっている

球速が速い

狙った場所に正確にコントロールできる

といった

相手から点を奪ったり、そのあとの返球を限定させることを指すと自分は考えています。


ワールドカップ最年少優勝、中国勢以外での初優勝おめでとうございます!