卓球王国さんのニュースより引用
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お伝えするのが遅くなってしまいましたが、ITTF(国際卓球連盟)は5月20日にリオ五輪の出場資格者リストを更新。世界ランキングでの推薦出場枠の欄で、世界ランキング2位の樊振東、3位の許シンが相次いで中国オリンピック委員会から非承認となり、4位の張継科にシングルスの出場枠が承認された。女子でも、世界ランキング1位の劉詩雯が非承認となり、シングルスの2つ目の出場枠は同2位の丁寧のものとなった。

 これでリオデジャネイロ五輪・卓球競技の中国代表は、男子が馬龍・張継科・許シンで、馬龍と張継科がシングルスに出場。女子は丁寧・李暁霞・劉詩ウェンで、丁寧と李暁霞がシングルスに出場する。団体戦での交代枠であるPカードは樊振東(男子)と朱雨玲(女子)。
 中国チームは今週半ばから、男子は福建省厦門市、女子は四川省成都市で集合訓練に入る。その途中、ジャパンオープンや韓国オープンに選手を派遣しながら、7月15日前後に北京に戻る長期の集合訓練だ。

 シングルス代表の選にもれた許シンは、5月20日の金曜日、微博(マイクロブログ)でこんな文章を投稿している。「ファンのみんなの心遣いと声援に感謝するよ。どうか冷静にこの結果を受け入れて、これからもぼくたちに声援を送ってほしい。この映像でも見てリラックスして、良い週末を送ってね」。……許シン、良いヤツである。ちなみに映像のURLは下記のとおり。許シン得意のアレですね。



リオデジャネイロ五輪・卓球競技のシングルス代表について、中国でも多くの報道が飛び交っている。「張継科のシングルス出場は当然」という声もあれば、「4年後に劉詩ウェンは29歳、五輪シングルスには永遠に縁がないのか……」という声もある。


 馬龍に続き、張継科をシングルスの二人目の代表に選んだことについて、劉国梁総監督・兼男子監督は「コーチ陣で何度か会議を開いたが、意見はほぼ一致していた。今回の人選は意外なものではない」とコメントしている。

 「張継科をシングルスの代表に選んだのは、オリンピック・世界選手権・ワールドカップという三大大会での絶対的な実績があるからだ。張継科に比べると、許シンはシングルスの成績は明らかに劣る。オリンピックに出場したことはないし、世界選手権では一度3位に入っただけだ。
 しかし、許シンは団体戦でのプレーは張継科より安定している。前半のシングルスが終わって団体戦に入るまで、許シンが体力を温存しておけるのはおおきな強みだ。12年ロンドン五輪での(団体戦で活躍した)馬龍のようにね」(劉国梁監督)

 「ロンドン五輪以降の4年間での主要な国際大会での成績、特にこの1年半の成績を重視した」という中国女子の孔令輝監督は、以下のようにコメントしている。

 「丁寧をシングルスにエントリーした最大の理由は安定性だ。なおかつ彼女は世界選手権とITTFワールドツアー・グランドファイナルでもタイトルを獲得した。劉詩ウェンのこの4年の成績も見事だったが、昨年から今年にかけて外国選手に3回敗れている。そのため、シングルスの出場権を丁寧に譲ることになった。
 13年世界選手権での優勝で〝大満貫〟を獲得した李暁霞、15年世界選手権で優勝した丁寧、この2つのタイトルが重要だった。シングルスに出場するのは最強のふたりでなければならない」

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許昕が落選した理由の1つに

「シングルスの成績が安定していない」ということがありますが、ペンホルダーという戦型上、安定した成績というのはかなり難しい一面があります。
(まあ相性とかそういう面を吹き飛ばす実力が許昕にはありますが)


簡単な理由として

・体力の消耗が激しい

・戦い方や使っている用具から「速いタイプ」に弱い傾向がある


もちろん戦い抜くなかで絶対クリアしなければいけない課題なんですが、シェークに比べればこういった部分がどうしても出てきてしまいます。


団体戦の安定感では張継科に勝るというのは


体力の余裕から来る集中力の高さ

そして粘り


集中力が高くフォアで動ける・精度が高い場面では一点突破出来る強さを発揮できますが


そのパフォーマンスを維持し続けるのが正直大変です。ペンドラは。


私自身も3年ほど前から感じていますが「良い試合」というのが1つの大会を通じて出せる頻度が少なくなってきてる傾向にあります。
(あー、なんか出し切ったなぁという試合)


まずペンドラとして良い試合をするために「自分が攻める・打てる展開」を作る難しさ、そして「打ってから・攻めてからそれを続ける」難しさというのをヒシヒシと感じています。


これは許昕が出れない悲しさをブログで伝えているわけではありません。


冷静に考えて「ペンドラって大変やな」と思うんです。


ただ、その分他の戦型には出来ないプレーや魅了するプレーが出やすい戦型でもあるので、許昕のレベルから考えたら比べることが出来ないレベルのペンドラの自分ではありますが、「やっぱりペンは動いてナンボ!」の気持ちで少しでも周囲を魅了できるプレーが出来たら良いなと思います。 


許昕の団体戦での爆発に期待です☆